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【コラム】Keynoteの保存の仕組み(OSX Lionの特殊な保存システム)

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前回は保存の方法についてお話ししましたが、今回はOSX Lion上のKeynoteの保存の仕組みについて。

実は、OSX Lionから上書き保存がなくなりました。

ドキュメントを作成すると、5分毎にファイルが自動保存。 そして、1時間毎に状態が保存されます。

 

オートセーブに対応している App、たとえばプレビュー、iWork、テキストエディットでは、作業を進めていくときに、書類の変更内容を自動で保存できます。すべての変更がオートセーブによってバックグラウンドで保存されるので、操作を停止することも、プログレスバーにわずらわされることもなく作業を進められます。OS X Lion のオートセーブでは、変更した内容はファイルに直接追加されていきます。お使いの Mac にある書類は、いつも 1 つだけです。

この OS X Lion のオートセーブでは、作業の手が止まったときにデータが保存されます。作業をずっと続けている場合は、5 分ごとに保存されます。

 

via: OS X Lion:オートセーブとバージョンについて

オートセーブ以外にも、自分で保存する事も出来ます。
自分で保存すると、ファイルの上書き、状態の保存が同時に行われます。

作業を進めて、区切りがついたら保存するように心がけましょう。

複製

 1

オートセーブの導入に伴い、名前をつけて保存という概念はなくなりました。

そのかわり、「複製」という機能が追加されたのです。

複製は、その名の通りファイルを複製する機能です。
今までの「名前をつけて保存」と違い、1時間毎に保存される状態も含めて複製されるのです。

このお陰で、(作業のための)ファイルのバックアップは必要なくなりました。
バックアップが欲しいと思ったタイミングで保存(Command+S)しておけば、あとは必要に応じて復元できるのですから。

書類を元に戻す

 2

作業中、『以前の状態に戻したい』と思ったときには書類を元に戻しましょう。

SystemUIServer

過去の状態一覧が表示され、以前の状態に戻せます。

注意すべきは、ファイル自身のバックアップ

状態を保存してくれるとはいえ、ファイル紛失の危険性は依然として残っているので、何らかの対策をしておく必要はあります。

DropBox等のクラウドストレージと併用(外部リンク)する、TimeMachineでバックアップ(外部リンク)する等の対策をとる事で、ファイル紛失の危険性も激減する事でしょう。

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