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スライドにのせる"I"はInformation(情報)ではなく、Impression(印象)。

「もうこれ以上スライドに情報を載せないでほしい」 5年前、僕がつとめていた先で見せられたプレゼンを見て思った。 当時、よく見かけるスライドはこんな感じだった。 左側の「情報」を、長々と読み聞かされる。 聞く側はその話に追いつこうと必死だった。 2重の情報。 今考えると、これが聞く側に大きな負担をしいていたのかもしれない。 まじめにこれを見て、話を聞こうとすると、ある「欲求」が芽生えてくる。 それは、「睡眠欲」。 頭が疲れて、眠気が誘われるのだった。 どれだけ眠くなろうとも、そこでの話は絶対だ。 『情報はスライドに書いている。それを聞き漏らす奴は悪い。』 そんな風潮が当たり前にあった。

プレゼンテーションの守るべきルールを教えてくれる1冊

「守破離」という言葉があります。 まずは型を徹底的に身に付け(守) 自分なりに新しい物を取り入れて(破) 形に囚われないようになる(離) という、武道上達の流れを表す言葉です。 今まで、スライドを使ったプレゼンテーションには「守」となるものがありませんでした。 PowerPointのテンプレートや、ほかの人のスライドを参考に自分なりに模索していくしかなかったのです。

シンプルは危険な道

最近、「シンプル」という言葉をよく聞くように思います。 シンプルとは、明快かつ一目瞭然の状態となっていることです。 一見、シンプルは簡単そうに見えます。 物事を単純化すれば実現できそうですからね。 ですが、シンプルにすることは、実はそう簡単な道ではありません。