最近のプレゼンテーションでは、写真を全面に使ってその中に文字を配置する方法がよく見受けられます。
ですが、この手法は、気をつけないと文章が非常に読みづらくなってしまいます。
そう、こんな風に…。
このスライド、文字がどこにあるかわかりますか?
実はここに隠れていたんです。 ものすごくわかりづらいですよね。
見えにくい理由は、コントラスト、つまり色の差にあります。
背景のイメージが黒に近い明るさ、そして文字の色は黒です。 その差が小さいがために、区別がつきにくいのです。
このままでは見づらいので何かしら工夫が必要です。
文字の色を変える
まず一番に思いつくのが、「文字の色を変える」という手法です。
見た目はともかく、一番手っ取り早いですね。
赤色にしてみました。
さっきよりは文字が確認しやすくなりましたが、プロジェクターで映し出すと黒背景に赤文字は見えづらかったりします。
今回のように、背景が暗い場合に一番無難なのは白文字でしょう。
これなら読めない事はなさそうです。
文字に影を付ける
二つ目の方法は、文字に影を付ける方法です。
影を付ける事で、文字が浮き出て見えるのです。
この手法で注意すべきは、影の色です。
文字の色と同じ色を使うと、文字が浮き出てくれません。
これでは全く意味がありません。
今回のような場合は、影の色を白にしてみましょう。
これでも読めそうですね。
文字の後ろに塗りつぶしを設定する
最後は、文字の後ろに塗りつぶしを設定する方法です。
真っ白でも良いですが、背景の写真を活かすためにも半透過の白色塗りつぶしを設定してみました。
これなら文字もばっちり見えますね。
ただ、ちょっと見栄えがよくありません。
見栄えを良くするために、ちょっと工夫してみました。
こんな感じ。
白色不透過色→白色透過色のグラデーションを文字の下に用意してみました。
文字も読めるし、写真に無理に合わせている感じもありません。
これなら文字が読めない心配もありませんし、見栄えに悩む事もなさそうです。
ちなみに、文字を白にするなら…
こうなりそうです。
文字の色は白にし、黒色不透過色→黒色透過色のグラデーションを下に用意してみました。
読みやすい文字でより伝わるプレゼン
プレゼンテーションで重要なのは、聴衆に届くかどうかです。
素晴らしい話術で心をつかむ事が出来ればベストなのですが、そうでなければプレゼンシートの力を借りる事も必要になります。
ですが、肝心のプレゼンシートが読みにくかったり意味がわからなければ全く意味がないですよね。
是非、わかる文字を用意して、聴衆をプレゼンテーションに引き込んであげましょう!